50歳ミケルソン首位浮上「年を取れば少し大変だが大丈夫」
「米男子ゴルフ・トラベラーズ選手権・第2日」(26日、TPCリバーハイランズ=パー70)
16日に50歳となったフィル・ミケルソン(米国)が63で回り、通算13アンダーで首位に立った。マッケンジー・ヒューズ(カナダ)ら2人が1打差2位。またデニー・マッカーシー(米国)が新型コロナウイルスの検査で陽性反応を示し、第2ラウンド前に棄権した。米男子ツアーの選手で感染が確認されたのは3人目。25日に同組でプレーした2選手は陰性だったが、うち1人は大事を取って出場を取りやめた。
見守るのは関係者だけ。ツアー3人目となるコロナ陽性反応の選手も出た。ツアー通算44勝、メジャー5勝のミケルソンは「ゴルフができることに、ただただ感謝している。静かでこれまでと同じ雰囲気でなくても、プレーできるのは素晴らしい。とても安全に行われていると思う」と前向きな言葉を並べた。
昨年11月、26年ぶりに世界ランキングのトップ50から陥落して現在66位。かつての力はないが要所で巧みなショットを放ち、この日は8バーディー。第1、第2ラウンドともに64以下で回るのは、実に624度目のツアー出場で自身初だ。
史上8人目となる50歳以上での優勝へ期待は高まる。「年を取れば(体力的に)ほんの少し大変かもしれないが、好調なら勢いがある。大丈夫さ」と慣れ親しんだ勝負に挑む。