松山が13位に急浮上!ギリギリ予選通過からV争い視界に「良い位置で終われたら」

 「米男子ゴルフ・ロケットモーゲージ・クラシック・第3日」(4日、デトロイトGC=パー72)

 55位で出た松山英樹(28)=LEXUS=は7バーディー、ボギーなしの65と伸ばして通算12アンダーで首位と7打差の13位に浮上した。21歳のマシュー・ウルフが64をマークし、通算19アンダー、197で単独トップに浮上。3打差の2位にブライソン・デシャンボーとライアン・アーマー(すべて米国)がつけた。

 7バーディーにボギーなしと復調し、ようやく好結果につなげた。だが松山の表情は「(手応えは)ない。まだ自信にはつながらない」と満足には至らなかった。

 四つのパー5は全てバーディー。4番は89ヤードからの第3打を30センチ、17番は残り268ヤードからユーティリティーで13メートルに付けるなど3ホールで2オンとショットが光った。グリーン上は3番で1メートルがカップに蹴られるなど惜しいホールもあったとはいえ、5番で3メートル、10番で4メートルと要所でのバーディーパットをきっちりと沈めた。

 ギリギリの予選通過からスタートした。ホールアウトした時点ではトップに立ったものの「たぶん5、6打差くらいにはなる」と想定していた。結果的には21歳のウルフが64と伸ばし、首位とは変わらず7打差の13位で最終日を迎える。

 「このショットがあれば、何となく(ビッグスコアが)出る雰囲気はある。逆転するのは難しいけど、伸ばして良い位置で(先に)終われたら面白い」。虎視眈々(たんたん)と優勝争いを視界に捉えている。

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