松山英樹、ショット復調暫定4位 中断挟むも再開直後に流れつかんだ
「米男子ゴルフ・ワークデーチャリティー・オープン・第2日」(10日、ミュアフィールドビレッジGC=パー72)
3位で出た松山英樹(28)=LEXUS=は4バーディー、ボギーなしの68と伸ばし、通算9アンダーでトップと4打差の暫定4位となった。23歳のコリン・モリカワ(米国)が66で回り、通算13アンダーで暫定首位。雷雨による2度の中断があり日没までに33選手が終えられなかった。
松山が6年前に初優勝を飾った得意コースでショットの調子を上げてきた。最大の武器を土台に「大崩れすることなく伸ばせた」という及第点のラウンドだった。
グリーンを外したホールは第2Rは一つ、第1Rと合わせても3つだけ。さらに、グリーンを狙ったショットがピンまで残した距離は2日間平均で7メートルを切るトップの数値。精度の高さは抜群だ。
出だし10番で2メートル、11番は2メートル半のチャンスを逃したが、12番でバーディーパットを打つ前に雷雲接近でサイレンが鳴って1時間以上中断。再開直後、この6メートルをしっかり沈め「流れが変わるきっかけになった」。14、15番でもバーディーを奪い、「風が強まりタフだった」という後半も危なげなく一つ伸ばして上位にとどまった。
スコアに大きな不満はないが「ショットもパットも良くない」と、常に完璧を求めるのは相変わらず。「修正できたら(もっと)伸ばせる」。高い理想とツアー6勝目の両方を目指す。