ウッズ 18位 5カ月ぶり実戦も上々発進 無観客には「とても寂しい」
「米男子ゴルフ・メモリアル・トーナメント・第1日」(16日、ミュアフィールドビレッジGC=パー72)
トニー・フィナウ(米国)が66でトップ。5カ月ぶりにツアー参戦したタイガー・ウッズ(米国)は71で18位とまずまずのスタートを切った。
5カ月ぶりの実戦となったウッズは「緊張したし不安もあった」と言うものの、1番でいきなりバーディー。3番では残り106ヤードからバックスピンを利かせて30センチにつける見事な一打を見せた。中盤は強風と乾いたグリーンにてこずったが、最終18番は4メートルのパットを沈めバーディー。「久しぶりにしては良いスタートだった」とうなずいた。
いつも浴びてきた歓声のない静かなコースに「リアクションがなく、とても寂しい」と話す。当初は再開後4戦と発表された無観客開催は、9月のシーズン最終戦まで延長された。「これが新しい現実。慣れていくしかない」と冷静に話した。
この日、1番で423ヤードを飛ばすなど、中断期間の筋力強化と飛距離増が話題のブライソン・デシャンボー(米国)とは大会前に練習で一緒に回り「簡単なことではない。飛距離を伸ばし、真っすぐに飛ばすのはすごいこと」と26歳の急成長をたたえる。異例の状況や変化する周囲を受け止めながら、44歳のスーパースターは史上最多の83勝目を狙う。