女子ゴルフ佐伯三貴が“門下生”の合同合宿を公開「全員を勝たせることが目標」
昨季限りでツアーの第一線から退いた女子ゴルフの佐伯三貴(35)が今年から本格的に若手プロの指導に携わっており、29日、東広島市で行っている合同合宿を公開した。
現在、門下生6人を抱えており、この日は田中瑞希(21)、菅沼菜々(20)、田辺ひかり(23)、沖せいら(27)の4人が参加。山路晶(21)と井上りこ(27)は所用のため不在だった。
この日は雨のためコースには行かず、ゴルフ練習場でショット練習を行った。熱心にアドバイスを送った佐伯は「今はネットなどでいろんな情報を得やすい時代だけど、それが自分に合っているかどうか選別できない子が多い」とした上で、指導方針について「今は基本をつくることから始めている。しっかりと基本の部分の根を生やすことで、きれいで大きな幹が育つようにしたい。みんなそれぞれにいいものを持っているので、最終的には全員を勝たせることが目標です」と語った。
昨年から練習ラウンドなどを通して指導を受け、今年6月のアース・モンダミンカップで3位になった田中は「佐伯さんはずっとシード選手として活躍してきて何度も優勝されている。私はまだ優勝したことがないので、優勝争いをした時の気持ちの持っていき方や4日間通してのコースマネジメントを学びたい。私もたくさん優勝したいです」と、“黄金世代”の一人としてツアーで大ブレークすることを誓った。