シニア開幕323人熱視線!国内ツアー初の有観客開催 小池面“密警察”も

 「男子シニアゴルフ・ISPSコロナに喝!!シニア・第1日」(30日、朝霧CC=パー72)

 新型コロナの影響で約3カ月半遅れで開幕し、柳沢伸祐(54)=アビバホールディングス=が1イーグル、6バーディーの64で首位に立った。1打差2位に河村雅之、さらに2打差3位で篠崎紀夫が続く。国内ツアーでは今季初の有観客開催となり、ギャラリー323人が熱視線を送った。

 シニア開幕戦がレギュラーツアーに先駆け有観客で開催された。選手112人と大会スタッフ約40人がPCR検査を受け、陰性を確認。報道陣には検温や配布したフェースシールドの着用を義務づけるなど感染対策を徹底した。

 場内では人が密集しないよう、小池百合子都知事を模したお面をつけた約30人のスタッフが“密警察”として見回るという厳戒態勢が敷かれる中、300人超のギャラリーがソーシャルディスタンスを取りながら拍手を送った。深堀圭一郎は「観客の歓声や拍手があって我々は力を出せる」と感慨深げ。日本プロゴルフ協会(PGA)の倉本昌弘会長は「プロは見られてナンボ。ギャラリーの中でやるのが本来の姿」とうなずき、「無事に2日間終わってくれれば」と切実に願っていた。

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