西郷真央が5位発進、師匠ジャンボの教えで大暴れ あるぞ日本選手ツアー最速V!

 「女子ゴルフ・NEC軽井沢72・第1日」(14日、軽井沢72G北C=パー72)

 ジャンボ尾崎将司(73)の愛弟子ルーキー・西郷真央(18)=大東建託=が5バーディー、1ボギーの4アンダー68で回り、首位に3打差の5位につけた。同じくジャンボの指導を仰ぐ笹生優花が7バーディー、ボギーなしの7アンダー65をマークして首位に立ち、前田陽子、工藤遥加、青木瀬令奈が2打差の5アンダー67で2位に並んだ。

 スルスルとリーダーズボードを駆け上がった。18歳の西郷が首位に3打差5位発進。「今日もパッティングがよくてスコアを伸ばせたので、すごくよかった。いいプレーができました」と初々しい笑みを浮かべた。

 9番で3メートルのバーディーパットを沈めて感覚をつかみ、10番は11メートルのロングパットを決めた。12、17番も簡単には入らない5メートルを見事に放り込み、面白いようにスコアを伸ばした。

 プロデビュー戦で開幕戦のアース・モンダミン・カップは好調なパットに支えられ、優勝争いの末に5位。今週も出だしからパッティングが好調だが、実は競技会に参加し始めた小学生時代から最近までパッティングが大の苦手だったという。

 その苦手分野を今年になって克服できたのは、自分なりのルーティンを確立したから。「ボールの線をラインに合わせて、ボールの手前で1回素振りをして転がるイメージを出してから、ヘッドの線とボールの線を合わせ、なるべく時間をかけないでストロークするんです」と熱い口調で説明した。

 偉大な師匠のアドバイスも最大限参考にした。苦手とするスライスラインの打ち方を伝授された時のこと。「苦手だからこそフックラインと同じ打ち方では入らないと教えていただき、学べたのがよかったです」と感謝した。

 単独首位に立った笹生もジャンボ門下生で、開幕戦は2人とも5位タイ。大きな刺激を与えてくれる存在が身近にいるのも発奮材料になる。「でも、ライバル心というのはまったくない。笹生優花はストイックな性格で尊敬している。お互い高め合っていけたらと思う」。プロデビューから2試合目で優勝を果たせば日本人選手のツアー最速記録。西郷が新たな道を切りひらく。

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