上田桃子 ノーボギー67「やっと終わった…タフな4日間でした」

最終ラウンド、3番でティーショットを放つ上田桃子=ロイヤルトルーンGC(R&A提供・ゲッティ=共同)
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 「女子ゴルフ・AIG全英女子オープン・最終日」(23日、ロイヤルトルーンGC=パー71)

 19位から出た上田桃子(34)=フリー=は4バーディー、ノーボギーの67と伸ばし、通算1オーバーで4日間の戦いを終えた。ホールアウト時の順位は7位。

 「正直、疲れた。今日は風がないからスコアを伸ばさないと順位が下がってしまうという緊張感の中でプレーしたので。やっと終わった…タフな4日間でした」と振り返り、充実の笑みを浮かべた。

 「キャリアハイの成績を出したい」と、2008年大会でマークした自己最高の7位を上回ると宣言して迎えた最終ラウンドで、その言葉通りの快進撃を見せた。難易度の高い2番でバーディーを奪うと、続く3番はフェアウエーからの2打目をバックスピンで戻して1メートルにピタリ。さらに4番パー5は3・5メートルを沈めて3連続バーディーを決めた。

 まだ止まらない。グリーンの左右幅が狭く「郵便切手」と呼ばれる名物ホール、最難関の8番パー3でピン左1・5メートルにつける圧巻のショットを披露。これをきっちり沈め、前半だけでスコアを4つも伸ばしてみせた。

 後半は16番で3・5メートル、17番では4メートルのパットがわずかにカップの横をすり抜けるなど、バーディーを奪うことができなかった。「悔しかった。一発入ってほしかった」と顔をしかめた。それでも危なげなくパーを重ね、最終ラウンドでノーボギーをマーク。持てる技術を存分に発揮した。

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