石川遼、伸ばせず…9位後退 首位と5打差も大逆転へ「やること変わらない」

 「男子ゴルフ・フジサンケイクラシック・第3日」(5日、富士桜CC=パー71)

 6位から出た石川遼(28)=CASIO=は3バーディー、3ボギーの71とスコアを伸ばせず、通算3アンダー9位へ後退した。最終日は首位との5打差大逆転での今季国内開幕戦Vを目指す。18年大会覇者の星野陸也が6バーディー、2ボギーの67をマーク、通算8アンダーで首位。アマチュアで1勝を挙げている金谷拓実(東北福祉大)が通算5アンダー4位につけた。

 もどかしいラウンドだった。石川は1番で第2打を4メートルにつけてバーディー発進。3番パー5で3メートルを沈めて通算5アンダーまでスコアを伸ばした。前日の65に続く爆発を予感させる出だしだったが、7番パー3でつまずいた。

 ティーショットをグリーン右手前の浅いラフに外し、20ヤードのアプローチがピンを2メートルオーバー。このパーパットを決めることができず、自ら勢いを止めてしまった。悪い流れは続き、10番パー4は3Wで打った第1打が左の木の真裏にぴったりくっつく不運。アンプレアブルとし、ボギーで切り抜けるのがやっとだった。結局スコアを伸ばせずホールアウトしたが、それでも必死に前を向いた。

 「今日も伸ばしたかったけど、しっかり自分が立てたプランの中で戦い切った。昨日ほどではないにしても、徐々にやりたいことはできている」

 最終日は事務所が同じで仲がいい星野との5打差を追いかける展開。数字的には簡単ではないが、昨年最終日にコース自己ベストの64をマークしている。「今日もそこまで悪いというわけではなかった。明日も本当にやることは変わらない。最後の数ホールが楽しくなるように前半頑張りたい」。今季国内開幕戦Vを大逆転で飾る。

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