コニカミノルタ杯・コース攻略のカギは「ショートアイアン」岡本綾子氏が会見

 「女子ゴルフ・日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」(10日開幕、JFE瀬戸内海GC=パー72)

 女子ゴルフの国内メジャー初戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は10日、岡山県JFE瀬戸内海GCで開幕する。コースセッティングを担当したデイリースポーツ評論家・岡本綾子氏(69)が開幕前日会見に臨み、コース攻略のカギに「ショートアイアン」を挙げた。

 岡本氏は開口一番、「希望するところまで仕上げられなかったっていうのが三つある」と表情を曇らせた。今夏は気温が高く、雨が少なかったことで「ラフが伸びなかった」「グリーンにこけが生えていたりして、カップを切りたい位置に切れない箇所がある」「グリーンも予定より軟らかい」と残念がった。

 舞台となるJFE瀬戸内海GCは日本では数少ないリンクスコースで、屈指の難コースとして知られる。特に4ホールあるパー3は「過去(の日本女子プロ選手権)にない難易度がある」とし、特有の強い海風についても「風速5~6メートルあれば1ストローク前後の違いがある」と話す。

 ただ、週末は雨予報でもあり「フェアウエーも軟らかくなるだろうし、本当にプレーしやすい状態になる」と推測。「優勝スコアは10から15アンダーくらい。ひょっとしたら、もっと伸びるかも」と、ハイスコアでの優勝争いに期待をかけた。

 その上で、コース攻略のカギに「ショートアイアン」を挙げる。「グリーンの状態、ピン位置によってどれぐらいバックスピンがかかるか、あるいは転がっていくか。また落とし位置によってどうなるか。そういうことを考えている選手がいればいい数字は出る」と話し、「そこまで考えている選手は誰って逆に聞きたい」。レジェンドが現役プロに“挑戦状”をたたき付けた。

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