小祝さくらが好発進!首位と2打差5位 天候悪化予想も問題なし「自信ついた」

 「女子ゴルフ・日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯・第1日」(10日、JFE瀬戸内海GC=パー72)

 第1ラウンドが行われ、前週のゴルフ5レディースでプロ2勝目を挙げた小祝さくら(22)=ニトリ=が4バーディー、ノーボギーの68でラウンド。首位と2打差の5位という好スタートとなった。首位は青木瀬令奈(27)=マツシマホールディングス=とイ・ミニョンの66。今季2勝の笹生優花(19)=ICTSI=は小祝と同スコア、5位に並んだ。

 小祝が黄金世代の、のみならず女子ゴルフ界の実力者へと着実な成長を印象づけた。

 前週優勝の勢いそのままに、インスタートの前半は3バーディー、ノーボギー。さらにハーフターン直後、1番で6メートルをねじ込んで「目標にしていた」という4アンダーまで持っていった。

 しかしここからが、小祝の成長だ。「後半、ショットが悪くなって」と、グリーンを外すシーンが増えてくる。7番は2打目が手前ラフへ。

 さらに「ドライバーもアイアンも右に抜けることが多くなって」と、8番パー3ではティーショットが右奥のカラーまで行ってしまう。15メートルをパターで打つも「3メートルくらいオーバー」。しかしだ。この長いパーパットを「しっかり決められた」と、立て続けのピンチを乗り切った。

 2番から、9番までをすべてパーでホールアウト。「1つ、2つでもボギーがあると『もったいない』という後悔が出る」と、気分良く初日を終えることができた。

 2日目以降、天候の悪化も予想されるが、ここでも小祝の進化が期待できる。昨シーズン終了後、オフは「本格的にやった」という低い球の練習。

 JFE瀬戸内海は、リンクスだけに風の影響をまともに受ける。昨年までの小祝であれば「球が高いので風は得意じゃないイメージがあった」。これを克服して、今では「去年よりは自信がつきました」と、“全天候型ゴルファー”として、隙のないプレーを見せるはずだ。

 後半の、ショットのブレはホールアウト後「ちょっとグリップを短く持ったら良くなりました」と修正完了。2週連続Vへ、視界は開けた。

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