渋野日向子「ポンコツ」 最終18番で池ポチャ痛恨ダボ…52位に後退
「米女子ゴルフ・ANAインスピレーション・第2日」(11日、ミッションヒルズCC=パー72)
19位から出た渋野日向子(21)=サントリー=は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75と振るわず、通算1オーバーの52位に後退した。ただ今季4戦目で初めて予選を通過。「こんなポンコツなゴルフをしないように頑張りたい」と決勝ラウンドでの巻き返しを誓った。
笑顔からふくれっ面、また笑顔になって、しかめっ面…。めまぐるしく表情が移り変わり、最後はどんよりと曇ってしまった。今季初めての予選通過をメジャーで果たした渋野だが、「やっと予選通過できたのはうれしいけど、後半のゴルフは最悪。悔しい」と喜びは吹き飛んだ。
前半を一つ伸ばして折り返したが、11番で2・5メートルのチャンスを逃し「流れが悪くなってしまった。ちょっと気持ちが…切れたわけではないが、ショックだった」。ここからショットが乱れ始め、ガードバンカーにつかまった13、17番でボギーをたたいてしまう。
迎えた最終18番。1打目を右のラフに入れ「好きな距離、80ヤードを残そう」とレイアップを選択。この2打目が「思ったよりラフの影響がなかったのか転がっていってしまった」と、また深いラフに入れてしまう。そして3打目を池に落とし、痛恨のダブルボギー。伸ばしたいパー5で逆に二つもスコアを落とし、「自分の情けなさにすごく腹が立つ」と唇をかんだ。
ただ、切り替えの早さが渋野の良いところだ。“もぐもぐタイム”の話題に「トマトをお昼ご飯で食べて、あとはお菓子をチョロチョロ。じゃがりことかコンペイトーとか、アメも食べたかな」と笑顔。第3日に向けて問われると「お菓子のこと?じゃないか」とおどけつつ、「あと2日ともにアンダーで回れるように、こんなポンコツなゴルフをしないように頑張りたい」。会見を終えると、急ぎ日没が迫る練習場へと向かっていった。