渋野「本当に情けない」6オーバー78の最終日18ホールを振り返る
「女子ゴルフ・ANAインスピレーション・最終日」(13日、ミッションヒルズCC=パー72)
21位から出た渋野日向子(21)=サントリー=は1バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの6オーバー78、通算2オーバーの51位で4日間の戦いを終えた。5つスコアを伸ばした前日から一転。厳しい最終ラウンドを終え「4日間の集大成としては本当に情けない。最悪」と唇をかんだ。
【1番377ヤード、パー4】
フェアウエーからの2打目をバンカーに落とすも、1・5メートルに寄せてパー発進。
【2番517ヤード、パー5】
2打でグリーン手前まで運び、3打目を20センチにつけて“お先に”バーディー。
「攻めのゴルフで3日目を終えての順位より上にいけたらいいなと思っていたので、2番でバーディーがきて、いい流れかなと思った」
【3番420ヤード、パー4】
フェアウエーからの2打目がわずかにグリーンに届かず、花道からの寄せを2メートルショート。これを決められずボギー。
「アプローチはあそこまで寄ればOKかなと思っていたので、あそこで一番悔しいのはパッティング。(カップに)かすりもしなかったので」
【4番380ヤード、パー4】
ティーショットを右のラフに入れ、2打目はグリーン右のバンカー。ここから1・5メートルに寄せ、2度目の“砂イチ”パー。
【5番182ヤード、パー3】
グリーンカラーから2パットできっちりパー。
【6番391ヤード、パー4】
フェアウエーからの2打目はグリーンに届かなかったが、花道から50センチに寄せて“お先に”パー。
【7番395ヤード、パー4】
フェアウエー右サイドからの2打目をグリーン右に外し、アプローチも寄せ切れなかったが、2メートルをしっかり沈めてパーセーブ。
【8番169ヤード、パー3】
1打目をピン左手前4メートルにナイスオン。スライスラインのバーディーパットはカップの左を抜け、惜しくもパー。
「3番のボギーの後ずっと(グリーンに)乗ってなくて、やっと乗って、しかも入りそうな距離だったので(バーディーパットが)決まっていればかなり流れは違ったと思う」
【9番538ヤード、パー5】
1、2打目とフェアウエーに置いたが、3打目をピン奥9メートルとチャンスにつけられず。2パットのパーとし、前半を1バーディー、1ボギーの36で折り返す。
【10番388ヤード、パー4】
フェアウエーから残り140ヤードの2打目をPWで狙い、グリーンを捉えるも10メートル以上ショート。バーディーパットを2・5メートルオーバーし、痛恨の3パットボギー。
「言い訳にはしたくないけど、すごく気温が高い中で、ボギーにしてしまった瞬間から集中力が保てなくなった」
【11番536ヤード、パー5】
左ラフからの2打目をフェアウエーにレイアップ。3打目をピン左5メートルにつけたが決められずパー。
【12番389ヤード、パー4】
左ラフからの2打目は前方の木を越えられず、枝に当たってグリーンを大きくショート。残り75ヤードの3打目も寄せられず2パットのボギー。
【13番424ヤード、パー4】
右サイドのファーストカットからの2打目をグリーン右手前に大きくショート。ロブショットで狙った3打目を目の前のバンカーに落とす。1メートル強のボギーパットもカップに蹴られてダブルボギー。
「きょうはアイアンショットのキャリーが全然届いていなかった。昨日までと同じように考えて打っていたが、力んでしまって思った距離が出ていなかった」
【14番148ヤード、パー3】
ピン左7メートルに乗せるも、バーディーパットは1メートルショート。これを沈められず、この日2度目の3パットボギー。
【15番387ヤード、パー4】
2打目をグリーンセンターに乗せ、2パットでパー。
【16番418ヤード、パー4】
1打目を右の深いラフに入れ、ウッドで狙った2打目はグリーンの大きく左。3打目を2・5メートルに寄せるもパーパットはカップに蹴られてボギー。
【17番179ヤード、パー3】
ピン右手前4メートルにつけるも、バーディーパットはわずかにカップの左を抜けてパー。
【18番531ヤード、パー5】
1打目を左ラフに入れ、2打目をフェアウエーにレイアップ。残り110ヤードの3打目を1メートルにつけ、ようやく少し笑みがのぞく。ただ、これもカップの右縁に蹴られてパーフィニッシュ。後半は4ボギー、1ダブルボギーの42と大きく崩れる。
「前半を3、40点としたら、後半はゼロ、むしろマイナスと言っていいぐらいのゴルフ。後半の9ホールだけで3日間のゴルフを台無しにしてしまった」