ジャンボ尾崎、フェニックス欠場 50年目で初の年間出場試合0 トーナメント撤退も
男子ゴルフの尾崎将司(73)が15日、今季男子レギュラーツアーで11月に開催予定のダンロップフェニックスについて「おそらく出ない」と欠場を明言。1970年代初頭のプロデビューから半世紀にして、今季は初の年間0試合出場となることになった。
今年2月の時点で、尾崎は春の中日クラウンズやダンロップフェニックスなど最低3試合のレギュラーツアー出場を目指していた。
この日、千葉県市原市のGOLF5カントリー オークビレッヂで開催された「ISPS HANDA 医療従事者応援 ジャンボ尾崎記念チャリティートーナメント」の大会アンバサダーを務める尾崎は、自身の現状について「体調はあまり良くない。運動不足というか、今はトレーニングや練習への意欲がわかない」と新型コロナウイルスの影響で試合がなかった5月以降は練習でボールを打っていないこと、さらに「自慢じゃないが、今年は(コースで)1ラウンドも回ってない」と告白。今大会には自身も出場予定だったが、大会前に背筋痛を理由に欠場を申し出ていた。
尾崎はまた、永久シード権を持つ来年以降のレギュラーツアー復帰についても、尾崎は「来年といっても…いくつになる?74歳?どうかなあ、やろうとする気がどんどん失せてくる。(ツアー開催も)元通りになるかどうか難しいだろう」とはにかんだ表情を見せながら、「(自身の体調や男子ゴルフ界の)様子を見ながらかな」と明言こそ避けたが、トーナメントから撤退する可能性も示唆した。