松山英樹、トップと6打差33位「久々にいい形でプレーできた」 パット向上で上位へ
「男子ゴルフ・全米オープン選手権・第2日」(17日、ウイングドフットGC=パー70)
8年連続出場の松山英樹(28)=LEXUS=は2バーディー、3ボギー、今平周吾は3バーディー、4ボギーの71で、トップと6打差の33位となった。アマチュア世界ランキング1位の金谷拓実(22)=東北福祉大=と石川遼(29)=CASIO=は72で57位。ジャスティン・トーマス(米国)が65で首位。メジャー通算15勝のタイガー・ウッズ(米国)は73で71位と出遅れた。3選手が日没までにホールアウトできず持ち越したが、18日に残りのホールを終えた。
最終18番、入ればイーブンに戻せた1メートル半のバーディーパットはカップの左に切れた。落胆の色を見せた松山だが、難コースで71は悪くないスタート。パットに注文をつけた上で「久々にいい形でプレーできた」と及第点を与えた。
正確なティーショットがプレーを支えた。フェアウエーキープ率はトップタイの71%。入れれば大たたきの可能性があるラフを避けながら、定評のあるアイアンを振った。5番でバーディーを先行させ、ボギーが続いた後の15番も1メートル強に寄せて盛り返した。
問題はその後。対照的にパット数は31と多め。「グリーンが硬いのか、硬くないのか分からずに、最後までいってしまった」。12、13番ともパーオンしながら、どちらも1メートル強を外してしまい3パットのボギーとした。
「(アンダーパーを)出せるチャンスがあったのに出せなかったのはすごく残念」。そう悔しがったが、「パットがうまくいけばいいゴルフができる」と浮上への課題は明らかだ。
最終的に松山が「軟らかかった」と評したグリーンで強豪たちはスコアを伸ばし、トップとは6打差。自身31度目のメジャーで上位の争いに加わるべく、「やりたいことがある」といつものように練習場へ向かった。