渋野日向子「やってみてどうなるか」 山火事影響で大会3日間に短縮
「米女子ゴルフ・ポートランド・クラシック」(18日開幕、コロンビアエッジウオーターCC=パー72)
渋野日向子(21)=サントリー=が開幕前日の17日、会場の米オレゴン州ポートランド、コロンビアエッジウオーターCCで取材に応じた。大会は米北西部で続く山火事の影響で、3日間競技に短縮。曇り空なのか煙なのか分からないどんよりした空の下、渋野は「とりあえず、やってみてどうなるか」と開き直るように話した。
渋野は前週のメジャー戦、ANAインスピレーションで最終日の後半で大きく崩れ、結局51位。反省点を生かそうと、すぐにポートランド入り。ところが、山火事の影響でコースが閉鎖されていた。
練習ラウンドが許されたのは前日とこの日の各9ホールだけ。「宿舎近くの室内練習場が1時間だけ使えたので1日だけ行ったが、それ以外はずっと部屋の中でぐーたらしてました」という。
この大会は毎年激しい伸ばし合いになっている。短期決戦になったことで、各選手がさらにスタートから攻める展開になりそうだが「グリーンの状態も全然つかめておりません。だからとりあえず回ってみて…。どうなるんでしょうね」と苦笑いした。
前週が40度近い猛暑の中での試合だったのに対し、今週は20度前後の中でのプレーになる。「米国に来て、本当にいろいろ経験できて面白いですね」と、逆境を受け入れるように、また笑った。