渋野日向子が21位浮上“チャー・シュー・メン”で絶好調「今年一番」
「米女子ゴルフ・ポートランド・クラシック・第2日」(19日、コロンビアエッジウオーターCC=パー72)
渋野日向子(21)=サントリー=は通算4アンダー、21位となった。前日から残した第1ラウンドを71とし、39位からの第2ラウンドで4バーディー、1ボギーの69と伸ばした。トップとは8打差。メリッサ・リード(英国)が通算12アンダーでトップに立った。
渋野はショットが絶好調。その秘訣(ひけつ)は「チャー・シュー・メン」だった。「今週はリズムをすごく考えて打っている。口には出さないけれど、ずっと心の中で『チャー・シュー・メン』と言いながら、この36ホールを回った。今年に入って一番調子がいい」。第2Rは14ホールでパーオンに成功、フェアウエーを外したのは3回だけだった。
開始の10番パー5は第3打を1・5メートルに乗せてバーディー発進。15番は1・2メートルにつけた。最終9番で寄せをダフってボギーにし「詰めが甘いというか、自分らしいというか、本当にダサい」と反省したが、最終日の頑張り次第で上位に入れる位置につけた。
米ツアーのメンバーたちも、渋野を好意的に迎えてくれている。前戦の最終日から通算3日連続で同組になったクリスティーナ・キム(米国)は、日本語で話してくれるようになった。「(日本語が)ちょっとしゃべれるみたい。最後のアテストは日本語で。数字も日本語。すごくコミュニケーションをとってくれる人なので、楽しかった」と感謝した。
「こういうショットが打ててパッティングがしっかり決められたら、きょう以上のスコアが出る。私の頭の中も余裕が持てるようになりました」。前週の最終日に大崩れしたしぶこは、もういない。