松山英樹 出だしから大失速、撃沈17位 マスターズで雪辱へ「修正力つければ…」

 「男子ゴルフ・全米オープン選手権・最終日」(20日、ウイングドフットGC=パー70)

 4位から出た松山英樹(28)=LEXUS=は1番でダブルボギーをたたくなど78と崩れ、通算8オーバーで17位だった。27歳のブライソン・デシャンボー(米国)が2打差の2位からこの日最少の67をマークし、通算6アンダーでメジャー初優勝を果たした。

 18番をパーとして31度目のメジャー挑戦を終えると、松山は西日を浴びながら静かに首を横に振った。4位から逆転を狙ったが、出だしで崩れて78。「何もない。うまくいかなかった」と悔しさを隠すようにぶっきらぼうに話した。

 最終組の一つ前。スタートから緊張感を漂わせた。パー4の1番は第1打を左ラフに入れ、さらに3パットのダブルボギー。「ショットを修正し切れなかった」と2番からもティーショットが左へそれ続け、さらに3連続ボギー。いきなり4ホールでスコアを5つも落とした。5打差を追う立場で、致命的だった。

 伸びやかに上位を追った第3ラウンド途中までとは別人だった。「(上位争いの)重圧は少なからずあった」と苦しげに明かし、「それは言い訳でしかない」と付け加えた。バーディーは6番だけ。全てが思うに任せず「最後の方は自信を持って打てなくなってしまった」と漏らした。

 3年前、全米プロ選手権の最終ラウンド後半に首位から5位に滑り落ち「勝てる人になりたい」と涙を流した。今回は一歩目でつまずき、争いにも加われなかった。「(成長を)何も感じない」と自己評価はいつにも増して厳しい。

 それでも意欲を燃やし続ける姿勢も変わらない。課題のパットとともに「修正する力をつければ、優勝するチャンスも増える」。11月に控えるマスターズ・トーナメントで雪辱を狙う。

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