畑岡奈紗 4位後退もショットに手応え、逆転Vに闘志

 「米女子ゴルフ・ショップライト・クラシック・第3日」(3日、シービュー・ベイコース=パー71)

 米ツアー4勝目を目指す畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は首位から出たものの3バーディー、2ボギーの70と伸ばしきれず、通算12アンダーで4位に後退した。首位とは3打差。メリッサ・リード(英国)が通算15アンダーでトップに立った。

 4つ伸ばした前日は「ショットがよくない」と不満顔だった畑岡。この日は1つしか伸ばせなかったが、逆に「ショットの感覚はよかった。不思議なもので、スコアにつながらなかった」と苦笑い。そして「まだまだ追いつけない位置ではない。調子は今年に入って今が一番いい」と再逆転に自信を見せた。

 31パットとグリーン上で苦戦。それでも「上がり3ホールは全部取るつもりでやった」と気迫のプレーで、16番は5メートルのバーディーパットをねじ込んだ。17番は6メートルのパーパットを沈めガッツポーズ。そして18番パー5は第2打をグリーン左のバンカーに打ち込んだものの、1メートルにつけてバーディーで締めた。

 大会前に一緒に練習した松山英樹から「(パー5の2打目などで)ピンがどこにあっても、1%でも可能性があったら狙っていく」と聞き、考え方を変えた。18番はその象徴的なバーディーだった。

 3打差逆転へ「(追いかけるのは)好きですよ、そっちの方が」。最後のコメントもバーディー級の頼もしさだった。

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