畑岡奈紗、5打差19位浮上 目標とするビッグタイトルへ「ここからが勝負」

 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第2日」(9日、アロニミンクGC=パー70)

 13位から出た渋野日向子(21)=サントリー=は2バーディー、7ボギーの75と崩れ、通算5オーバーの46位に後退。畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は69と1打伸ばし、通算1オーバーで首位と5打差の19位に浮上。河本結は2オーバー24位、野村敏京は6オーバー62位で、日本勢4人全員が決勝ラウンドに進んだ。金世ヨン(韓国)が4アンダーで首位に立った。

 畑岡は40位から19位に浮上し、「ここからが勝負。明日しっかり伸ばして、差が離れないようにしないと」と気を引き締めた。

 10番から出て、14番で1・5メートル、17番は30センチにつけ、5番はグリーン奥から直接カップイン。4つあるパー3のうち3つをショット力で攻略した。特に5番はパターからウエッジに持ち替えてのチップショットが奏功し「すごくいいアプローチだった。第1打で奥に行ったのも、攻めていった結果」。終盤に連続ボギーがあったが、「とにかくピンに向かって打っていくことだけ意識してできた」とうなづいた。

 2年前はプレーオフまで進んで2位。メジャーでの1桁順位はまだ2度にとどまる。目標とするビッグタイトルへ「あと2日間、しっかり頑張りたい」と力を込めた。

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