渋野日向子、46位後退も予選通過 13番ミスショットで「プチーン」2度連続ボギー

 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第2日」(9日、アロニミンクGC=パー70)

 13位から出た渋野日向子(21)=サントリー=は2バーディー、7ボギーの75と崩れ、通算5オーバーの46位に後退。それでも予選通過を果たし「通ってしまえばこっちのもの」と、決勝ラウンドでの逆襲を見据えた。畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=は69と1打伸ばし、通算1オーバーで首位と5打差の19位に浮上。河本結は2オーバー24位、野村敏京は6オーバー62位で、日本勢4人全員が決勝ラウンドに進んだ。金世ヨン(韓国)が4アンダーで首位に立った。

 前日はフェアウエーを外したのが1度だけで、「めちゃくちゃ振れていた。風とお友達になれた」と話していた渋野。一夜明けると、調子は一変した。フェアウエーを5回外し、パーオンは10回止まり。パット数は33。「チャンスになかなかつけられず、アプローチも下手くそだったし、パターも全然入らなかった。悪いところが全て出てしまった」と肩を落とした。

 「1つのミスを引きずってしまった」と反省したのは前半13番パー4の第1打だ。安全を期して3番ウッドで打ったが、ミスショットでスイング途中に手を離し、ボールは右に大きく曲がって林の中へ。ボギーがやっとで「あそこから“プチーン”となっちゃった」

 15番も右ラフに入れ、16番は奥からの寄せがグリーンに届かず戻ってくるミスで連続ボギー。3番と4番はパットの失敗で2度目の連続ボギー。「かなり神経をやられた。世界の女子プロゴルフの中で最大級と言ってもいいほどの試合なので、難しいコースでやるんだろうなと思っていたけれど、予想以上だった」と威勢のいい言葉も影を潜めた。

 それでも予選カットラインはクリア。今回の海外遠征で米国で行われた4試合はすべて決勝に進んだ。「通ってしまえばこっちのもの。自分のゴルフの集大成をこの2日でできるように、習ってきたこと全てを出し切れるように頑張りたい。まだまだこれから自分に楽しみ」。しぶこは厳しい状況でも笑っていた。

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