渋野58位…昨年の全英女王肩書「もう捨てていい」 欧米遠征終了、最高は24位

 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・最終日」(11日、アロニミンクGC=パー70)

 畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=が1イーグル、4バーディーの64の猛攻で通算7アンダーにしたが、3位で悲願のメジャー初制覇は持ち越した。金世ヨン(韓国)が63をマークし、通算14アンダーでメジャー初優勝を遂げた。米ツアー通算11勝目。海外遠征最後のラウンドとなった渋野日向子(21)=サントリー=は70で、通算11オーバーの58位。河本結(22)=リコー=は48位、野村敏京(27)は73位だった。

 2カ月半にわたった渋野の海外遠征が終わった。英国、米国と転戦し、6試合で最高は24位、予選落ちは2回だった。昨年の全英女子オープン優勝者としての肩書を引っ提げての参戦だったが「もうそれは捨てていい。今の自分の技術でメジャーチャンピオンというのも恥ずかしい。私よりレベルが高い人が何百人、何千人といる」と痛感させられた。

 最終Rはバーディーとボギーが3つずつ。前日から順位は73位から58位に上がったが、トップ(優勝)との差は18打から25打に広がった。「日本とはピンポジションの難しさが違う。それと、グリーン周りの難しさ。日本ではそんなに(短い距離から高く上げて止める)ロブショットは必要ないけれど、こっちでは必要になる。バリエーションを増やしていかないと」と振り返った。

 すぐに帰国し、12月の全米女子オープンまで日本で4試合に出る。「お母さんのご飯をすごく食べたい。自分の布団で寝たい。目覚ましをかけないで寝たい」と、まずは日本に無事帰れることを楽しみにした。

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