松山英樹は36位発進 新パター導入も「感触良くなかった」
「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・第1日」(22日、シャーウッドCC=パー72)
松山英樹(28)=LEXUS=は70で回り東北福祉大の後輩、金谷拓実とともに2アンダー、首位と6打差の39位スタートとなった。石川遼は1オーバー64位と出遅れた。8人出場している日本勢のうち、最上位は星野陸也と小平智で4アンダー17位。
昨秋、千葉県で行われた第1回大会では最後までウッズと死闘を展開し、2位に入った松山。しかし、コロナ禍により会場を米国に移して行われた20年は、いら立ちの募る初日となった。
不満の原因はパッティングだ。開始の10番は1・5メートルを決めてバーディー発進したものの、11番で2メートルを外してパー。14番で15メートルを3パットしてボギーと乗り切れない。後半は何度か短いパットを外してチャンスを逃し、7番で2度目の3パットボギーをたたいた。大会直前にマレット型の新しいパターが届き、早速実戦投入したが効果を発揮せず。「ここ2週間は悪くなかったパットの感触が、今日は全然良くなかった」と嘆いた。
ただ、アイアンショットは好調を続けており、本人も「ショットは少しずつ戻せてきてるんじゃないかなってのはあった。今やっていることが出せている」と及第点をつける。スコアの伸ばしやすいコースだけに、残り3日で6打差は十分に逆転可能圏内だ。
この日は振るわなかったパッティングを「良くしていけばスコアにつながってくる」と前を向き、「(全体的な感じは)悪くないと思いたい。週末をいい形で迎えられるように頑張りたい」。自分を信じるように語った。