小平智14位浮上 2年半ぶりの米ツアー2勝目見えた!圧巻の4連続バーディー
「米男子ゴルフ・ZOZOチャンピオンシップ・第2日」(23日、シャーウッドCC=パー72)
米ツアーで不振が続いていた小平智(31)=Admiral=が6バーディー、ボギーなしの66で回り、首位と4打差の通算10アンダーで14位に上がった。プロとして海外初戦の金谷拓実が通算7アンダーで日本勢2番手、石川遼は66と巻き返して通算5アンダーの48位。松山英樹は通算3アンダーの61位に下がった。トップは7つ伸ばし通算14アンダーにしたジャスティン・トーマス(米国)。今大会は予選カットがない。
小平がようやく本領を発揮した。2週間前から調子が戻ったというドライバーショットが火を噴き、パー3の5ホールを除く13ホールのうち、12ホールでフェアウエーをとらえた。
それがアイアンショットにも好影響し、グリーンを外したのは3ホールだけ。首位まで4打差に迫り、2年半ぶりの米ツアー2勝目が視界に入ってきた。
圧巻は4番からの4連続バーディーだ。4番はピン手前2メートルにつけ、5番パー5は2オンに成功。6番と7番は3~4メートルを決めた。グリーン上でも28パットと隙がない。
2018年4月にRBCヘリテージで勝って米ツアーの2年シードを手に入れた。しかし、その後は不振が続き、優勝争いに絡めていない。
本人も米ツアーのメンバーでありながら期待に沿えなかったことが気掛かりだったよう。「推薦で出場している以上、成績で返すのが一番。去年の大会で松山が優勝争いしたから今年が僕がとは思っていないが、あと2日間、この調子を持続して、日本のファンのみなさんにいい報告ができれば」と言う。絶好の機会がやってきた。