松山英樹は暫定29位 久々の観客に喜び「やっぱり声援はやりがいになる」
「米男子ゴルフ・ヒューストン・オープン・第1日」(5日、メモリアルパーク・コース=パー70)
2バーディー、2ボギーだった松山英樹(28)=LEXUS=は小平智とともに70で暫定29位となった。9人が日没までにプレーを終えられなかった。ブラント・スネデカー(米国)が65で暫定首位。新型コロナウイルスの影響で、米国内の大会では3月以来の観客を入れての開催となった。
インスタートだった松山の初バーディーは16番。3メートルのパットがカップに沈むと歓声が上がった。「やっぱり声援はやりがいになる」3月に中断したツアーが6月に再開されて以降、米国内では初めて観客が入った。
1日2千枚のチケットを販売し、入場時の検温やマスクの着用を義務づけた。早朝の松山のスタート時はまばらだったが、人気者のフィル・ミケルソン(米国)らの組は大勢が囲んだ。
前週を調整に充てた松山は「いいところがあるかな」と期待を持って臨んだが、納得できるショットは少なく、後半はボギー2つ。拍手もため息も聞こえるコースで「もし大量に感染したら」との不安と「やっぱりすごく楽しい」との喜びが同居した。無観客の次戦マスターズへ「しっかり状態を上げていきたい」と気合を入れた。