松山英樹が前進1差暫定5位 日没で3ホール残すもボギーなし4バーディー!

 2番でショットの行方を見つめる松山英樹(共同)
2枚

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第2日」(13日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 首位と3打差の10位で出た松山英樹(28)=LEXUS=は3ホールを残して通算8アンダーとし、トップと1打差の暫定5位につけた。日没で約半数が競技を完了できなかった。ダスティン・ジョンソン(米国)、アブラハム・アンサー(メキシコ)ら4人が通算9アンダーで暫定首位に並んだ。19年優勝のタイガー・ウッズ(米国)は10ホールを終えて4アンダー。

 集中力を増した松山が首位ににじり寄った。15番のパー5は2オンを狙ったショットがグリーン左に外したが、3打目を2メートルに着けて後半3つ目となるバーディーを奪った。ここで3ホールを残して終了。暗闇に包まれたコースで「全体的に良くなったのでいいプレーができた」とほっとした表情を浮かべた。

 3打差を追ったラウンドの流れは小技でつくった。バーディー直後の3番はグリーン手前の傾斜からふわりと柔らかく上げて、2メートル半のパーパットを決めた。

 パーオンできなかった5番パー4は約3メートルのパーパットを沈め、同じく6番パー3もグリーン手前からの2打目を勝負強く寄せてしのいだ。4ホールでグリーンを外した前半をボギーなしで乗り切り、後半のチャージにつなげた。

 これまでメジャーの前週は調整に専念することが多かったが、今回はヒューストンでの大会に出て2位の好成績を残した。連戦は体に負担がかかるが、ショットなどの感覚は「試合に出ないと分からないことがある」と松山。自らを研ぎ澄まし、自信を深めて無観客の「祭典」に乗り込んできた。

 この日は15ホールまでボギーなしの4バーディー。特別な思いを寄せる「グリーンジャケット」を巡る勝負はここからが大詰めだ。「いい位置で迎えるので頑張りたい」と静かに闘志を燃やし、世界ランキング1位のD・ジョンソンやJ・トーマスらトップ選手に挑む。

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