渋野日向子 全米4位で世界ランク急上昇13位 日本勢2番手、東京五輪出場に前進
女子ゴルフの最新世界ランキング(14日付)が15日、発表され、全米女子オープン選手権4位の渋野日向子(22)=サントリー=は前回発表から順位を3つ上げて13位となった。畑岡奈紗(21)=アビームコンサルティング=が7位のままで日本勢トップ。古江彩佳(20)=フリー=が16位で日本勢3位に付けている。1位は高真栄(25)=韓国=となっている。
全米女子オープンでは最終日に4位に順位を落とした渋野。昨年のAIG全英女子オープンに続く日本人初のメジャー2勝目を逃したが、東京五輪の出場に向けては前進した。
東京五輪の出場枠は60人。選出されるためには、世界ランキングを基に算出される「五輪ゴルフランキング」で上位に入る必要がある。
21年6月28日時点でのランキングで決定され、15位以内から各国最大4人、16位以下は2人まで(15位以内の有資格者を含む)が上限となる。前回のランキングで日本勢は畑岡が7位。古江が12位、渋野が16位、鈴木愛が19位だった。当時のランキングのままであれば畑岡、古江の2人が選出されるが、今回の発表が適用されると畑岡、渋野となる。
メジャー大会はランキングポイントが高く設定されており、上位に入ると大きく順位が上がる。渋野は11月のツアー選手権リコー杯開幕前に、「オリンピックには出たいので頑張ります」と、東京五輪への決意を改めて語っていた。今季開幕からの不調で遠ざかりかけていた大舞台にも、大きく近づく4位となった。