2020年賞金首位の笹生優花「子どもの時からの夢。世界一になりたい」

 女子ゴルフの日本ツアーの賞金レースでトップを走る笹生優花(19)=ICTSI=が25日、東京都内で取材に応じ、今後の飛躍や東京五輪への意欲を語った。

  ◇  ◇

 -2020年はプロ1年目の19歳で2勝を挙げた。

 「コロナ禍で試合がなかった。大変な部分もあったけど、試合ができただけでありがたいという気持ちが大きかった。すぐに結果が出るとは思っていなかった。うれしいけど、その分、怖かった。自分自身に期待してしまうから」

 -パワフルなショットが高く評価されている。

 「飛んだ方が有利だが、それだけでは勝てない。トータル的にうまくなりたい」

 -20年と21年のシーズンが統合されたツアーで、賞金レースをリード。

 「賞金女王とか世界ランキングも頭には入っている。でも、それを考えているだけじゃ結果にはつながらない。自分が今、何をしなくてはいけないかに集中した方がいい」

 -目標は。

 「いずれは世界でプレーしたいというのが子どもの時からの夢。世界一になりたい」

 -母の母国のフィリピン代表として出場が濃厚な東京五輪について。

 「五輪といえば水泳のマイケル・フェルプス(米国)と陸上短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)。出られたらうれしい。全米オープンとかとは少し違うけど、もう一つのメジャー大会みたいなイメージ」

 -女子ツアーは若手の台頭が目覚ましい。

 「ライバルはコースで、人じゃない。自分との戦い、ゴルフ場との戦い。ほかの選手からは勉強するという感じで、いつも応援している。(20歳で昨年3勝の)古江彩佳さんはアイアンショットが上手。渋野日向子さんは全英オープンを勝った。実力がないと勝てないし、全体的に上手だと思う」

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