渋野、米メジャー初戦は4・1ANAインスピレーション 以降の米ツアーも参戦予定

 「女子ゴルフ・明治安田生命レディース・第1日」(12日、土佐CC=パー72)

 ミレニアム世代の安田祐香(20)=NEC=が6バーディー、1ボギーの5アンダー67をマークし、プロ初となる首位タイの好スタートを切った。トップに武尾咲希(26)=GOLF5=も並び、1打差3位に永井花奈、上原彩子、稲見萌寧、森田遥が続いている。

 渋野日向子(22)=サントリー=が今季の米メジャー初戦、4月1日開幕のANAインスピレーション(カリフォルニア州)への出場を決めた。12日、自身の公式ホームページを更新し、同戦以降の米ツアー参戦予定も明らかにした。

 「個人的にはアメリカ(の試合)に出たいという気持ちはある」と話していたが、帰国後の2週間の隔離期間を考えて結論を保留していた。国内ツアーはTポイント×ENEOS(19~21日、鹿児島)とアクサ・レディース(26~28日、宮崎)まで出場後、渡米することになる。

 2年前に初めてトップ10入りし、シンデレラ・ストーリーの第一歩を踏み出した土佐CCでの明治安田生命レディース初日は2アンダーで回り、首位と3打差の10位で終えた。

 この日は「縦の距離感が合わなかった」と苦戦を強いられたものの安定した方向性で「思ったよりいいスコアで回れた。個人的には上出来。この位置で上がれるとは思っていなかった」と予想外の結果に満足の笑みを浮かべた。

 今年初戦から披露している改造中のスイングやウエッジを4本に増やした新しいクラブセッティングは、すべて米ツアー挑戦を見据えたもの。4月以降の“本番”に備え、日本での残り試合で習得度を上げていく。

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