渋野日向子「一昨年の自分みたい」 全英女子制した感覚復活!3打差4位の好発進

 「女子ゴルフ・Tポイント×ENEOS・第1日」(19日、鹿児島高牧CC=パー72)

 自身初のホステスプロとして臨む渋野日向子(22)=サントリー=は6バーディー、1ボギーの5アンダー67をマークし、3打差4位の好スタートを切った。後半のバーディー量産には「一昨年の自分みたい」とブレークした2019年の感覚がよみがえった。渋野と同じ黄金世代の高橋彩華(22)=東芝=が64で単独首位。2打差2位にユン・チェヨン、ペ・ソンウ(ともに韓国)が続いている。

 ニュー渋野がまた進化した。後半インは4バーディー、ノーボギーと納得のプレー。「ボギーを取る要素がほぼほぼなかった。一昨年の自分みたいだなと思う瞬間がありました」。全英女子オープンを制して大ブレークした、2年前の感覚を例に出しながら振り返った。

 10番パー4は123ヤードから9番アイアンで50センチにピタリ。14番パー4は160ヤードから長い方の6番アイアンで4メートルにつけた。これまで重視してきたウエッジ以外のショットもさえわたり、「今年開幕してから一番、自分の思ったショットが打てた回数が多かった」と渋野スマイルだ。

 今年戦った沖縄、高知での2試合が契機となった。両大会とも強風に悩まされ、スコアを伸ばせなかった。重点的に取り組むウエッジの距離感はつかみつつあるが、他のアイアンでのキャリーのイメージが湧かなかった。

 「風の中ではそこを決めて打たないといけない」と痛感。この日はウエッジ以外のクラブでも「キャリーさせたい距離を考えながら打つことで、自分の打ちたいショットがかなり打てていた」と納得の表情を見せた。

 前週最終日は77をたたいたが、意識改革で一気に10打も縮めた。今年最高の4位発進に2年ぶり国内5勝目へ期待が膨らむ。それでも「欲が出てしまう位置ではありますが、それよりも自分のやるべきことを最後までやり通したい」とブレることはない。改造中のスイングの精度向上を優先し、順位よりも目の前の一打一打に集中する。

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