「女子ゴルフ・Ｔポイント×ＥＮＥＯＳ・第２日」（２０日、鹿児島高牧ＣＣ＝パー７２）

　降雨によるコースコンディション不良のため、第２日のラウンド途中でサスペンデッドとなった。３打差の４位で出た渋野日向子（２２）＝サントリー＝は、ボギーとバーディーが交互にくる展開に。３バーディー、３ボギーで１６番まで終えたところで中断となった。この時点で通算５アンダーの暫定１５位。暫定首位はラウンドを終えているサイ・ペイインで、この日７アンダーの通算１１アンダー。

　第１日は続けてバーディーをとっていた１番のロングでパー、２番のミドルでボギーとつまづいた。３番ショートは「１３メートルぐらい」と振り返るロングパットを沈め笑顔を見せたが、直後の４番でボギーと、波にのれなかった。

　ただ、９番でバンカーショットがピンにあたってパーセーブ。１１番でバーディーをとり、大崩れはしなかった。

　渋野は前半は「パーオン率がかなり前半は低かったので、どうしてもアプローチ勝負になってしまうところがあった」と振り返りつつ、「（ロングパットを入れる場面はあったが）入れたい距離のパットを外すことが多かったので、そこはすごい悔しいです」と反省した。ただ、後半は「個人的には、後半のショットたちは良かったなって思いますね」と語った。

　残り２ホール、厳しいコースコンディションではあったが、「正直、終わらせたかったです。悪い流れではなかったので」と率直な思いも口にした。２１日は、まず残る２ホールをまわってから、最終日で上位を目指すことになる。「あしたは朝からかなり風が吹く予報ではあったので。この２試合の中で苦戦している風との戦いになるんですが、しっかり自分のショットを打ちたい距離を打てるかどうかがカギになるかなと思います」と意気込んだ。