松山英樹上昇気配!10度目挑戦、歓声復活「楽しみ」 マスターズ8日開幕
男子ゴルフのメジャー、マスターズ・トーナメントは8日に開幕する。予選ラウンドの組み合わせが6日、発表され、日本勢でただ一人出場する松山英樹(29)=LEXUS=は、午前9時48分(日本時間8日午後10時48分)からハリス・イングリッシュ(米国)、アブラハム・アンサー(メキシコ)と同組で第1ラウンドに臨む。自身10度目のマスターズに挑む松山はこの日、会場の米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGCでインの9ホールを練習した。
思い入れの深いマスターズ・トーナメントで、10度目の挑戦が8日に始まる。会場のオーガスタ・ナショナルGCを回った松山は「いいことも悪いこともこのコースではいっぱい経験してきた。本当に今年はいいプレーができるように頑張りたい」と、変わらない意気込みを表した。
子供の頃から「早く起きてずっと見ていた」という大会だ。2011年の初出場で27位に入ってベストアマチュアに輝き、プロ転向後も15年の5位など奮闘してきた。この舞台で頂点に立つ夢を描きながら、米ツアーでもまれている。
今年は調子が上がらず、前週30位にとどまった際は「期待はゼロ」とまで語っていた。しかし、練習ラウンドではティーショットが次々とフェアウエーに。「そう簡単には良くはならない」と言う一方で「いい状態になってきていると思うので、今週は楽しみ」とも口にした。
パー3の16番では水面をボールが跳ねる「水切りショット」を披露して喝采を浴びた。13位だった昨年11月の前回大会は新型コロナウイルスのため無観客。今年は限定的ながら観客が戻り、声援の復活を「すごく楽しみな部分」と喜ぶ。
秋は軟らかめだったグリーンも、よく知る4月の硬さ、速さに戻る。「マネジメントと忍耐力がすごく大事になる」と攻略を思い描いた。