青木功会長、マスターズ制覇の松山に祝福と感謝【コメント全文】「希望を与えてくれた」
「米男子ゴルフ・マスターズ・最終日」(11日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)
松山英樹(29)=LEXUS=が快挙を成し遂げた。最終日、2位に4打差をつけてスタートすると、4バーディー、5ボギーの73、通算10アンダーで日本人初のマスターズ優勝を飾った。
日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長(78)は日本ゴルフ界の悲願を達成した松山に祝福と感激のコメントを発表した。
青木会長のコメント全文は以下の通り。
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日本人初、アジア人初となる優勝は私だけでなく、日本全国のゴルフファンや関係者が待ち望んだ瞬間でした。2011年のマスターズでは、松山選手が渡米する直前に東日本大震災が起こり、日本の国民が大きく傷ついている時に、見事ローアマチュアに輝き、特に被災した方々に大きな勇気を与えてくれました。そして今回、新型コロナウイルスの世界的な拡大によって、日本国内においても様々な制限がされ、国民の皆さんの気持ちが落ち込んでいる状況の中でのマスターズ優勝ということで、本当に多くの方々に希望を与えてくれたと思います。そのような意味で、松山選手には祝福と同時に心から感謝いたします。マスターズの優勝にたどり着くまでには、我々には計り知ることのできない、血のにじむような努力を積み重ねてきたことと思います。松山選手だからこそ出来た努力だった思いますし、その上での今回の優勝だったのではないかと思います。今回の優勝は、特にゴルフ界の将来を担う子供たちに大きな夢を与えてくれたに違いありません。そのような将来のプロゴルファーのためにも、松山選手の持っている心の強さ、忍耐力、技術の高さを、これからも如何なく発揮し、披露してくれることを願っています。