松山歴史的V 歓喜後の早藤キャディーの礼儀に称賛 米国内、アジア人差別にもコメント

米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、キャディー(右)と抱き合う松山英樹=11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(ロイター=共同)
米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、キャディー(左)と喜ぶ松山英樹=11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(共同)
米ゴルフのマスターズ・トーナメントで、日本男子初のメジャー制覇を果たし、グリーンジャケットに袖を通す松山英樹。左は前年優勝のダスティン・ジョンソン=11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(ロイター=共同)
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 「米男子ゴルフ・マスターズ・最終日」(11日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 松山英樹(29)=LEXUS=が快挙を成し遂げた。最終日、2位に4打差をつけてスタートすると、4バーディー、5ボギーの73、通算10アンダーで日本人初のマスターズ優勝を飾った。

 優勝の歓喜の後、早藤将太キャディーの行動が世界の称賛を呼んでいる。18番のカップのピンを戻した後、帽子を取ってコースに一礼。米スポーツ専門局「ESPN」は「松山英樹のマスターズ優勝に続き、キャディーの早藤将太が18番ホールでピンを返した後、コースに頭を下げた」と題した動画をツイッターに投稿すると、投稿から1時間半後(午前10時時点)ですでに25万回が再生された。「日本人はとても威厳があり、敬意を表する人々だ」「名誉と尊厳は日本文化に根付いている」と称賛のコメントが相次いでいる。

 また、アジア人差別が社会問題となっている米国において「不必要なアジア人への憎しみが多くあった年に、英樹がマスターズに勝つところ見られたのは素晴らしいことだ」との声もあった。

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