笹生優花 伸ばし合い一歩も引かず単独首位!憧れのリディア・コと最終組「学べる」
「米女子ゴルフ・ロッテ選手権・第2日」(15日、カポレイGC=パー72)
首位タイで出た笹生優花(19)=ICTSI=は9バーディー、1ボギーで連日の64をマークし、通算16アンダーで単独首位に立った。63と伸ばしたリディア・コ(ニュージーランド)が2打差の2位。
強い風をものともせず、笹生の技がさえ渡った。1番パー5は第3打を1メートルにつけてバーディー発進。3番は「20メートルくらい」という大きく左に曲がるロングパットを沈めた。
7番からの4連続バーディーで、先に63をマークしたコの14アンダーに並んだ。16番は10メートルのパットをまた決め、パー5の17番は2オンさせてあっさりバーディー。伸ばし合いの上位争いで、抜群の爆発力を見せた。
無理せず280ヤードを飛ばすパワーを備え、短いクラブでグリーンを攻める。「ティーショットがすごく安定していた。長いパットも2回入ってくれた。良かった」。2日連続64で回り、その間ボギーは1つ。満足そうに表情を緩めた。
第3ラウンドは元世界ランキング1位のコと2人で最終組。15歳の史上最年少で米ツアー勝利を挙げ、23歳で既に15勝の実力者だ。一騎打ちとなる可能性もあるが「憧れた選手の一人。たくさん学べると思うので、楽しんでやりたい」と瞳を輝かせた。