日体大3年・中島啓太が3位 松山、金谷に続いて「アマでマスターズに行く」
「男子ゴルフ・東建ホームメイト・カップ・第2日」(16日、東建多度CC名古屋=パー71)
第2ラウンドは9位から出たアマチュアの中島啓太(20)=日体大3年=が66をマークし、通算8アンダーで3位に浮上したが、18日の最終日の開催については未定。
期待の大器が来た。朝から雨が降る中、スコアを5つ伸ばした中島がV戦線に名乗りを上げた。「いい位置で迎えられる。どんな状況になっても強い気持ちを持って頑張りたい」と冷静に前を見つめた。
前半インは力が入り、ショットが乱れた。11番でダブルボギー、18番もボギーとし、36で折り返した。「悪い内容でもイーブンパーという安心感で力みが取れた」と後半はポジティブ思考で巻き返す。5番は残り105ヤードからの第2打をピン手前に着弾させ、そのままカップインでイーグル奪取。2、4、6番でもバーディーを奪い、アウトは30と猛チャージを見せた。
現在11位だが昨年11月に松山英樹、金谷拓実に続く日本人3人目の世界アマランク1位になった実力者。「アマチュアでレギュラーツアー優勝。アジアアマに勝ってマスターズに行く。世界アマチュアランキング1位にこだわりたい」と明確に三つの目標を掲げる。
これらはすべて松山、金谷が通ってきた道でもある。決勝ラウンドが開催されれば、金谷との最終日最終組が実現。「今まで背中を見て自分も成長してきた。気持ちだけでも負けないようにしたい」。直接対決に勝利し、第一の目標をクリアする。