同級生コンビ、宮本&片山が首位奪取 片山「彼は1回。僕は2回勝っている」
「男子ゴルフ・中日クラウンズ・第2日」(1日、名古屋GC和合=パー70)
雷雲接近による1時間37分の中断後、日没のため9選手がホールアウトできず順延となった。第2ラウンドを終えた選手では高校、大学を通じた同級生の宮本勝昌(48)=ハートンホテル=と片山晋呉(48)=イーグルポイントGC=がともにスコアを伸ばし、通算7アンダーで首位に立った。ほかに浅地洋佑、高山忠洋らを含めた計5人が並ぶ混戦。最終日は午前6時30分に競技を再開し、決勝ラウンドは同7時50分から行われる。
茨城・水城高と日大で7年間、同じ釜の飯を食った宮本と片山が、同組でともにスコアを伸ばして首位に並んだ。首位と5打差で出た宮本は1イーグル、7バーディー、3ボギーの64と猛チャージ。2番パー5では残り250ヤードの第2打を5番ウッドで約1メートルにつけイーグルを奪った。
グリーン上が好調で「キャディーさんから見たら昨日はパッティングがあまり入っていないように見えたみたいで『ラインを調整してきました』と言ってきた。今年も助けられた」。2年前の前回大会優勝を支えてくれ、今回もコンビを組むハウスキャディーの遠竹則子さんに感謝した。
首位と4打差で出た片山は5バーディー、ボギーなしの65と危なげなし。この大会は04、06年に優勝しており、宮本も経験を生かしてラウンドしていると聞けば「彼は1回。僕は2回勝っているから」とささやかなライバル心をのぞかせた。
宮本が優勝すれば大会史上3人目の大会連覇。片山が優勝すれば、3度以上の優勝は3人目となる。