石川遼が4位浮上!初代王者へ射程圏内 首位と3打差通算12アンダー、内容に手応え
「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・第3日」(8日、西那須野CC=パー72)
11位から出た石川遼(29)=CASIO=が7バーディー、2ボギーの67で回り、通算12アンダー4位へ浮上した。69でまとめた48歳のベテラン宮本勝昌が通算15アンダーで単独首位を死守し、高山忠洋、浅地洋佑が通算13アンダーで2位。ルーキー清水大成も通算12アンダー4位へ上がってきた。
充実の笑みを浮かべた。石川は前日の66に続き67をマーク。11位から4位へジャンプアップし「内容はすごくよかった。もっと伸ばせたかなという中でこのスコアなら納得できる」と自己評価した。
多彩な技を披露した。距離が短い5番パー4は残り30ヤードの第2打がディボット跡にあったため転がして乗せてバーディー。7番は右バンカーからスライスを掛けて3メートルに寄せてナイスパーを拾った。
トップをコンパクトにして再現性を高める新スイングを模索中で、ドライバーを使ったホールは4、6、11番だけ。4番は左の林へ打ち込んでボギー。残りもフェアウエーを捉えられず「3打数無安打でした」と自虐的に笑ったが、手応えは感じている。
今大会はジャパンゴルフツアー選手会が主催。副会長として何よりも盛り上がりを気に掛けているが、自身の活躍で貢献できるチャンスを迎えた。「そこはやりがいがあります」。石川が最終日の猛チャージで第1回覇者に名前を刻む。