松山英樹が復調気配、44位に浮上 後半ボギーなし「きっかけみたいになりそう」
「米男子ゴルフ・AT&Tバイロン・ネルソン・第3日」(15日、TPCクレイグランチ=パー72)
4月のマスターズで優勝して以来の復帰戦となる松山英樹(29)=LEXUS=は53位から出て6バーディー、2ボギーの68で回り、通算10アンダーで44位に上がった。首位とは10打差。サム・バーンズ(米国)が通算20アンダーに伸ばし、前日からのトップを守った。
松山の状態が、かなり好調時に戻ってきた。前半はパープレーだったが、後半は4バーディーでボギーなし。12番パー5で2オンに成功し、15番は5メートル、16番は10メートルを沈めた。18番で3メートルを決めると、満足そうにギャラリーに笑顔を見せた。
「まだフィーリングが戻ってきていないが、最後のアプローチもよかったし、ちょっとずつ戻りそうかなって感じ。ショットも16番のティーショットからよかった。きっかけみたいになりそう」と復調をうかがわせた。
この日はマスターズで優勝を争ったウィル・ザラトリス(米国)と同組だった。米国期待の24歳だが「初めて一緒に回った。スピードがあるし、そつがない。まあ、名前は知っていた」と“格下”相手に余裕を感じさせた。