大槻智春が自己ベスト「60」で首位発進 アマと回る異例形式も会話少なく反省
「男子ゴルフ・ゴルフパートナー・プロアマ・第1日」(20日、取手国際GC=パー70)
一般のアマチュアと一緒に回る異例の形式で実施。大槻智春(31)=真清創設=が10バーディー、ノーボギーの60と自己最少スコアの10アンダーで回り、首位発進した。1日10アンダーは2020-21年シーズン国内最少スコアで、19年11月のマイナビABC選手権3日目に小平智がパー72で62をマークして以来。額賀辰徳が2打差の4位、亀代順哉が7アンダーの5位、石川遼は4アンダーの25位。
茨城県神栖市出身の大槻が、地元開催の大会で気を吐いた。「プライベートではあるけど、試合ではベスト」と会心のスコアにニンマリ。最終18番はチップインバーディーで2桁アンダーに乗せた。
2~3メートルのパットが気持ちいいように決まった。予選ラウンドは西コースが高麗芝、東コースがベント芝と異なるグリーンを使い、大槻が回ったのは西コース。高麗芝は芝目が転がりに強く影響するが「入らなくても自分のせいじゃない。アンラッキーと考えられる」と、無欲が好パットにつながった。
唯一の反省点は同伴のアマチュアとあまり会話をしなかったこと。「どこまでアドバイスをしていいか判断に迷った」。2日目は会話を弾ませ、19年関西オープン以来のツアー2勝目へスコアもさらに伸ばす。