松山英樹メジャー連勝見えた!首位と2打差4位浮上「余計なことをせずやった」

 18番で笑顔を見せる松山英樹(共同)
 18番で第3打を放つ松山英樹(共同)
2枚

 「米男子ゴルフ・全米プロ選手権・第2日」(21日、キアワアイランドリゾート=パー72)

 4月のマスターズに続くメジャー2連勝がかかる松山英樹(29)=LEXUS=は41位から6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算3アンダーで首位まで2打差の4位に浮上した。メジャー5勝の50歳、フィル・ミケルソン(米国)と同1勝のルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)が通算5アンダーでトップに並んだ。

 これがマスターズ王者の実力だ。松山は強い風に逆らわず無難に攻め続けて、全選手中ベストスコアの4アンダー。予選は2020年優勝のコリン・モリカワ、20年全米オープン覇者ブライソン・デシャンボー(ともに米国)と同組で前日は後れを取ったが、終わってみれば主役の座を奪っていた。

 本人は「まだいっぱいいっぱい。あまり余計なことをせずにやった」という。世界屈指の飛ばし屋、デシャンボーが強振して曲げ続けるのとは対照的にドライバーを抑え気味に打ち、フェアウエーを外したのは3ホールだけ。後半は小技もさえ、15番はグリーン奥の砂地から低く打ち出して80センチにつけてパーセーブ。再三ピンチをしのいだ。

 前日の予選落ち危機から一転、メジャー2連勝が現実味を帯びてきた。しかし、上位はミケルソン、メジャー4勝のブルックス・ケプカ、元全米オープン王者ゲーリー・ウッドランド(いずれも米国)ら大舞台での勝ち方を知っている強豪が並ぶ。

 「悪くない位置だと思う。ただ、今日まではこの風の中であまり多くの低い球とか打たないようにしてきたが、明日からは絶対必要になってくる。技やいろんな引き出しも含め、今の調子ではちょっときつい部分がある。1回寝て、リセットしたい」。優勝が視界に入った安心感は、まだない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス