「女子ゴルフ・中京テレビ・ブリヂストン・レディース・最終日」（２３日、中京ＧＣ石野Ｃ＝パー７２）

　単独首位で出た稲見萌寧（２１）＝都築電気＝が、４バーディー、ノーボギーの６８で回り、通算１５アンダーでツアー通算７勝目、２０２０－２１年統合シーズン６勝目を飾った。

　今年は１２戦５勝と圧倒的な強さを誇っているが「自分の中でもびっくりしている」と驚きを隠さない。「最初の方にすごく勝てたので、これからも途切れることなく勝ち続けいきたい」と貪欲な姿勢を見せた。

　直近の世界ランキングは日本勢４番手だが、今回の優勝で古江彩佳を抜くことは確実。米ツアーに出場中の渋野日向子の成績次第では、一気に畑岡奈紗に続く２番手となり、東京五輪代表圏内に入る可能性が出てきた。

　「もちろん出場したい願望はすごくありますけど、そこがゴールではない。目の前の一試合一試合を大切にして、そこで少しずつでもランキングが上がって出場できるようになればいいなという思いでプレーしています」といつもの言葉を繰り返した。

　６打差の２位に大里桃子、さらに１打差の３位に古江彩佳が入った。今大会は悪天候により３６ホールに短縮されたため、加算される優勝賞金は７５％の９４５万円となる。