渋野日向子が別人プレーで16位浮上 本人びっくりチップインイーグル
「米女子ゴルフ・ピュアシルク選手権・第3日」(22日、キングズミル・リゾート=パー71)
日本勢でただ一人、予選を通過した渋野日向子(22)=サントリー=は68位から出て1イーグル、7バーディー、2ボギーの64と伸ばし、通算4アンダーで16位に浮上した。トップと6打差。モリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、徐薇リョウ(台湾)が通算10アンダーで首位に並び、1打差の3位にジェシカ・コルダ(米国)がつけた。
渋野が前日までとは別人のようなプレーを見せた。前半から勢いに乗り、この日全体で2番目、米ツアーでは自己最少の64をマークして急浮上。「本当に自分のやるべきことをやりきれた気がする」と笑みがはじけた。
ショットの距離感がさえ、予選で苦しんだパットが次々と決まった。9番パー4は第2打を5番ウッドで3メートルにつけ、前半で5個目のバーディー。15番パー5はピンまで227ヤードを3番ウッドでグリーン手前へ。残り20ヤードのアプローチは狙い通りの球筋ではなかったというがチップインイーグルとなり「本当にびっくりした」と頬を緩めた。
6月3日開幕のメジャー、全米女子オープンへ向け大事な実戦の場で、来季の米ツアー出場権獲得へ少しでも上位を目指す。「いい位置で戦えるのはすごく気持ち的にいい。楽しみ」と自分自身に期待した。