稲見萌寧が4バーディーで暫定トップ 降雨中断も2度目の2週連続Vへ快進撃止まらず
「女子ゴルフ・リゾートトラスト・レディース・第1日」(27日、セントクリークGC=パー72)
降雨による中断で日没サスペンデッドになり、21組63人がホールアウトできなかった。プレーを終了した選手では、2021年2度目の2週連続優勝がかかる稲見萌寧(21)=都築電気=が4バーディー、ボギーなしの4アンダー68を出し、比嘉真美子と並び暫定トップに立った。3アンダー69で回った上田桃子が暫定3位につけた。
豪雨も中断も快進撃を止められなかった。稲見が4バーディー、ボギーなしの内容で暫定首位発進。「今日もショットがよくなくて、ピンについたところだけバーディーって感じでした」と余裕の表情で振り返った。
中断時間は午前9時52分から実に5時間9分。コンディション維持が難しい状態だったが、悪天候を予想して耐寒ウエアを準備して対応し、メンタル面も「ロッカールームでおしゃべりしたり、何か食べたりして」良い状態をキープ。18番では第3打を1メートルに寄せてバーディーフィニッシュを決め「プレーに影響はなかった」と胸を張った。
アプローチのうまさも光った。17番はピン左25ヤードからマウンド越えの難しい状況だったが、58度のウエッジで1メートルに寄せてパーセーブ。21年は既に5勝を挙げ、今週は前週の中京テレビブリヂストンレディースに続く2週連続Vがかかる。天候回復が見込まれる第2日へ向けて「早めにコースに来て調整したい」と腕まくりした。