畑岡奈紗 7バーディーで9位に浮上 悲願へ「上との差もそんなに開いていない」
「女子ゴルフ・全米女子オープン・第2日」(4日、オリンピック・クラブ=パー71)
26位から出た畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=は、7バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算1アンダーまで伸ばした。9位に浮上し、決勝ラウンド進出を決めた。
ラウンド後のインタビューでは「終わって聞くまでは、自分で7つバーディーを取れたとは思っていなかった。アンダーに持っていけたのは大きかった」と納得の表情を浮かべた。
9番からスタートし、11番でボギーが先行。13番でバーディーを取り返したが、14番パー4は第1打、第2打とラフにつかまりダブルボギーとした。しかし、17番から1番までの3連続バーディーで波に乗った。2番でボギーをたたいたが、5番、6番とバーディーを量産した。
「昨日よりはフェアウエーを捉える回数も多く、いい位置からピンを狙うことができた」というようにフェアウエーキープ率64・2%でパーオン率72・2。パット数28で「今日は上りのパットにつけることができたので、パッティングも思い切って打っていくことができた。ショットとパッティングのかみ合わせがすごく良かった」と振り返った。
「ショットのミスが右に出ることの方が多いので、そこを修正しないと。練習と同じように試合でもスイングできるようにしたい」と課題も口にした。
ホールアウト時点で首位とは3打差。「上との差もそんなに開いていないので、明日しっかり伸ばして、いい位置で最終日を迎えられるようにしたい」と悲願のメジャー初制覇を見据えた。
畑岡と同組で41位から出た渋野日向子は、1バーディー、6ボギーの76で通算7オーバーとスコアを落とし、カットラインに1打届かず予選落ちした。