笹生優花、五輪はフィリピンから出場 いずれは日本国籍を選択の見込み
「女子ゴルフ・全米女子オープン・最終日」(6日、オリンピック・クラブ=パー71)
新世紀世代の笹生優花(19)=ICTSI=が、通算4アンダーで並んだ黄金世代の畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=とのプレーオフを3ホール目で制し、大会史上最年少優勝を飾った。
笹生は日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、両方の国籍を持つ。これまではフィリピンで過ごした時期の方が長く、ジュニア時代から同国の選手として活躍した。今は日本を拠点とするが、今大会もフィリピン選手として出場。東京五輪の代表に入る可能性がより高いこともあり、ジュニア時代から背負ってきた国旗を変更していない。日本の国籍法では22歳になるまで二重国籍を解消する必要がある。父の正和さんによると、いずれ日本国籍を選択する見込みという。