笹生優花 尊敬する宮里藍さんからの祝福に「やっぱりうれしい」
前々週の全米女子オープンで大会史上最年少優勝を果たした笹生優花(19)=ICTSI=が米国時間13日夜、滞在中の米カリフォルニア州からリモート会見を行った。
快挙達成から1週間が経過した。現地のレストラン前の駐車場で車中から優勝トロフィーを手にしながら「試合が始まる前からたくさんの方から応援のメールがいっぱい届いていたので、ありがたい気持ちでいっぱいです」と感謝の気持ちを表した。
全米女子オープンを制したことで、次の夢を問われると「ゴルフを始めた時からの夢が世界一になること。新しくはないですけど、世界一になることです」と改めて常々口にしている目標を掲げた。
前週は国内ツアーで大会アンバサダーを務めた宮里藍さんも笹生の偉業を称賛し、祝福していた。「そのニュースも見ました」という笹生は「自分がゴルフを始めたきっかけでもあったのが宮里藍さんで、宮里さんみたいなプロゴルファーになりたいという夢があった。すごく尊敬する先輩のゴルファーでそんなこと言われるとやっぱりうれしいです」と素直に喜んだ。
その宮里さんからも「次は世界ランク1位を目指してほしい」とエールを送られたが「自分は自分の時間で、急いでもいないので、そうやって言っていただけるのはすごくうれしいですけど、マイペースで頑張っていきたい」と受け止めた。
東京五輪には母の母国であるフィリピン代表として出場することが確実。「ゴルフを始めた時はゴルフのメジャーしか見ていなかった。ゴルフのメジャーとは違い、大きいメジャーと見ています。出られるだけでありがたいので、楽しんで自分のゴルフができるように頑張りたい」と意気込みを示した。
次戦は24日開幕の全米女子プロ選手権に出場予定。日本凱旋の時期については隔離期間の問題もあるので「まだ予定は決まっていません」とした。