笹生優花 目標は「世界一」 19歳全米女子OP制覇からさらなる高みへ宣言
ゴルフの全米女子オープン選手権(3~6日)で大会史上最年少優勝を飾った笹生優花(19)=ICTSI=が13日(日本時間14日)、滞在中の米カリフォルニア州からオンラインで会見を行い、次の目標として改めて「世界一」を掲げた。世界ランキング1位を期待する宮里藍さんからのエールも受け止め、「急がずマイペースで頑張りたい」と将来的な夢の実現を誓った。
快挙から一週間が経過した。優勝トロフィーを抱え、車中から会見に臨んだ笹生は「インタビューだったり、前になかったことで忙しかったけど、次の試合が近づいてきたので練習している」と近況を報告。自身に寄せられた多くの応援や祝福のメッセージに対し「ありがたい気持ちでいっぱい」と感謝した。
19歳にして世界最高峰の大会を制した。次の目標を問われると「ゴルフを始めた時からの夢が世界一になること。新しくはないけど、世界一になることです」と常々口にしてきた言葉を繰り返した。
前週は国内ツアーで大会アンバサダーを務めた宮里藍さんからも偉業を称賛された。「宮里さんみたいなプロゴルファーになりたいという夢があった。尊敬するゴルファーからそんなことを言われるとやっぱりうれしい」と笑顔を見せた。
憧れの先輩からは「次は世界ランク1位を目指してほしい」とエールも送られた。「そのように言っていただけるのはすごくうれしいけど、マイペースで頑張っていきたい」と冷静に受け止めた。
7日付の世界ランキングでは40位から一気に9位に浮上。それでも「全然近づいたとは思っていない。ゴルフ人生もまだまだ長いので、急いでいない。楽しんでプロ生活をしていきたい」と慎重な姿勢を崩さない。
次戦の全米女子プロ選手権(24~27日)ではメジャー連覇の期待がかかるが「目の前の一試合一試合を頑張って、いい成績を残せるようにしたい。楽しんで、自分が納得するゴルフをしたい」と自然体を強調。ブレないスタンスで一段一段、世界一への階段を上がっていく。