古江彩佳 五輪諦めない!首位と9打差も8位浮上「できる限りのことをするだけ」
「女子ゴルフ・アース・モンダミンカップ・第3日」(26日、カメリアヒルズCC=パー72)
今大会後の世界ランキングで決定する東京五輪ゴルフ女子日本代表争いは、12位から出た世界ランク28位の古江彩佳(21)=富士通=が3バーディー、1ボギーの70で回り、通算7アンダー8位へ浮上。最終日はミラクル逆転五輪代表入りをかけて首位との9打差逆転を目指す。66を出した菊地絵理香が通算16アンダーで独走態勢に入った。
思い通りにいかないゴルフに耐えながら、古江が必死にスコアを伸ばした。4番で手前12ヤードから58度でチップインを決めたが、大爆発までは届かない。結局3バーディー、1ボギーの70。平凡なラウンドで首位菊地との差はスタート前の5打から9打に開いた。
「最初の方はしんどいゴルフが続いた。今日の調子でアンダーで回れたのはすごくラッキーだった」。今週はショットが本調子でなく、パットの感触ももうひとつ。それでも五輪代表という大目標へ向かって、クラブを置くわけにはいかない。
最終日は小さくなった菊地の背中を全力で追う一日となる。過去4勝中、逃げ切りが3回で逆転はアマチュアだった19年富士通レディースの最終日1打差逆転しかないが、わずかでも可能性がある限りあきらめない。
「明日は自分のできる限りのことをするだけ。うまくいけばいったでご褒美と思って、オリンピックのことは考えずに、この試合だけに集中したい」。達成すれば歴史に残る大逆転劇を見据えた。