渋野が号泣【一問一答】「皆さんの声援で最後まで頑張れた」全米女子プロ・第3日

第3ラウンドを終え、インタビューで涙ぐむ渋野日向子。通算6オーバーで68位=アトランタ・アスレチック・クラブ(共同)
第3ラウンド、通算6オーバーで68位の渋野日向子=アトランタ・アスレチック・クラブ(共同)
第3ラウンド、7番でティーショットを放つ渋野日向子。通算6オーバーで68位=アトランタ・アスレチック・クラブ(共同)
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 「米女子ゴルフ・全米女子プロ選手権・第3日」(26日、アトランタ・アスレチックC=パー72)

 2オーバー57位から出た渋野日向子は76で回り、通算6オーバー68位でホールアウトした。5バーディーを奪ったが、前半インの17番パー3で池に4発入れて10をたたくなど、スコアを四つ落とした。

 前日の第2ラウンド終了後、帯同キャディーの新型コロナ陽性が判明。渋野自身のPCR検査の結果は陰性だったためプレーは継続できたが、第3ラウンドからキャディーを急きょ交代するアクシデントに見舞われていた。

 ホールアウト後、号泣しながらのテレビインタビューでの一問一答は以下のとおり。

 -ハプニングが起きた中でのスタートだった。

 「昨日、明日は回れるかどうか分からないという状況で、かなり遅くまで起きて、今日回れるかどうかという結果を待っていた。結局、昨日のうちには出ず、朝とりあえず回れるということで来て、PCR検査もして、ネガティブが出たので、ローカルキャディーさんにお願いしてやることになった。本当に不安だらけというか、いろいろ、何か…すごく不安だったんですけど…回り切れて良かったです」

 -その中ですごく集中して、しっかりマネジメントしていた。

 「悔しいホールが1個あるんですけど、あれも自分の力不足というか、まず距離を間違えるというところからだったので、本当に自分でもショックでした。その後、本当にいいゴルフができたんじゃないのかなと思います。1個、また池に入れちゃいましたけど、本当に今は全部回れてホッとしています」

 -地元の日本人ギャラリーからも応援で後押しされ、力づけられた。

 「マネジャーさんもトレーナーさんも入れないという状況で、本当に皆さんの声援が力になりましたし…本当に…つらい中、不安もあったんですけど、本当に皆さんの声援のおかげで最後まで頑張れました」

 -17番の後、後半は果敢に攻めていた。前を向いていた。

 「本当にショックではあったんですけど、その後切り替えて、しっかりどれだけスコアを戻せるかということに集中して、最後までできた。それが後半の最初の方はたくさんバーディーも入ってくれましたし、シビアなパーパットも入ってくれた。そこはやっぱり昨日の2ホールがあったからかなと思います」

 -いろんなピンチからチャンスに変えて、そして自分でストーリーを作って、自分のものにしていく。すごく強い選手だという印象がある。

 「いや全然、あれだけ池に入れちゃうとそうとも思えないんですけど、でも今日最後までやり切れたことがすごくいい経験だと思います。まだ明日があるので、明日はどうなるか分からないですけど、明日も今日よりはましなプレーができるように頑張りたいです」

 -明日はその涙を力に変えて頑張りましょう。

 「頑張ります」

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